畜産協会ホーム>家畜のワクチンについて

安全が消費と生産をむすぶかけ橋
自衛防疫・予防に勝る治療なし
健康がつくる肉・卵・乳
 平成16年12月1日から飼養衛生管理基準が施行され、家畜の飼養管理、特に衛生面について注目されるようになりました。

 経営の合理化により飼育頭数の拡大傾向を促進し、ワクチンは感染病対策には欠かせないものとなり、その重要性が一層高まっています。また、抗生物質は耐性菌の出現などから残留規制が厳しくなり、ワクチンの需要が増大してきています。集団飼育を基本とする家畜では治療よりも予防に重点が置かれていました。

 ここでは、まず予防しようとする疾病について生産者の皆さんに知っておいていただきたい事項を簡略に説明し、ワクチンの特性と使用時のプログラムの要点を解説しました。感染症の予防は家畜の飼養上不可欠の事項であり、ワクチンが正しく使われ、健康な家畜の育成に役立てば幸いです。

予防接種の生産者負担金について
(平成27年4月1日現在)
生産者負担金一覧表
ワクチン名 時期 単価
豚丹毒(生) 肥育豚:6〜8週齢
繁殖豚:6〜8週齢
180円
豚丹毒(不) 肥育豚:5週齢以上
繁殖豚:5週齢以上
330円
豚オーエスキー病(生)   280円
豚死流産3種混合(生) 春先から夏季 1,540円
豚日本脳炎(生) 春先から夏季 620円
豚日本脳炎(不) 春先から夏季 620円
豚パルボ(不) 春先から夏季 1,030円
豚伝染性胃腸炎(生) 分娩予定日の約2週間前までに 770円
豚伝染性胃腸炎・
流行性下痢混合
1,050円
牛五種混合 生後2週齢以降 2,300円
牛アカバネ病 4〜6月 2,100円
牛炭疽 4〜6月 640円
牛ヘモフィルス 4ヵ月齢以上 1,230円
牛ヒストフィルス・
ソムニワクチン
1,230円
牛六種混合(生)+(不)   2,470円
牛コロナウイルス(不)   1,300円

牛五種混合(生)・
牛ヘモフィルス(不)混合
  2,900円