豚伝染性胃腸炎 (届出伝染病)

 

病気の説明
 豚伝染性胃腸炎(TGE)は、嘔吐および激しい水様性下痢を主徴とするウイルス性の急性伝染病である。本病は年齢を問わず、すべての豚に感染するが、発病率および死亡率は幼齢豚ほど高い。特に生後10日齢以内の哺乳豚では死亡率が高く、また、耐過生残しても発育不全(ひね豚)となる。

 本病は年間を通じて発生が見られるが、特に寒冷期に多発し、発生形態から流行型、常在型、間欠常在型に大別される。ウイルスの伝播は接触感染のほか、鼻粘膜、咽頭、肺など上部気道から長期間ウイルスが分離されることから飛沫感染も多い。

ワクチンの種類
 ・豚伝染性胃腸炎生ワクチン(母豚用)
 ・豚伝染性胃腸炎不活化ワクチン

ワクチンの特性
 母豚用の場合、分娩までに生ワクチン2回接種あるいは生ワクチンと不活化ワクチンとの併用により母豚の乳汁抗体を高め、哺乳豚の感染を予防する。

使用時のプログラム
 母豚用は、分娩予定日の約2週間前までに生ワクチン2回或いは生ワクチンと不活化ワクチンを併用接種する。