牛ヘモフィルス・ソムナス感染症 (伝染性血栓栓塞性髄膜脳炎)

 

病気の説明
 ヘモフィルス・ソムナスの感染に起因する病気で、伝染性血栓塞栓性髄膜脳炎とも呼ばれている。主に2歳までの比較的若い健康的な育成牛や肥育牛において、牛群の移動後や導入後1〜2ヵ月までの期間に発生が多い。

 本病は鼻腔、気管生殖器等に常在又は新たに感染した本菌が気象、飼育環境、他の微生物の感染等の誘因により体内で急激に増殖し発症する。発症牛は40℃以上の発熱、鼻汁の排泄、運動障害、起立不能、昏睡状態となり、1日以内に死亡する。死亡率は90%に達する。

ワクチンの種類
 ・牛ヘモフィルス・ソムナス感染症不活化ワクチン

ワクチンの特性
 本病の予防効果は、第2回目の接種の1週間後から発現し、約6ヵ月間持続する。接種後4ヵ月以内は屠場に出荷してはならない。接種部位に一過性の腫脹を認めることがある。

使用時のプログラム
 宮城県の子牛市場では、牛五種混合生ワクチンとヘモフィルス・ソムナス感染症不活化ワクチン(1回目)の接種が市場上場の条件となっている。

 他県では、4ヵ月齢以上の牛に3〜4週間隔で2回接種する。追加接種は6ヵ月後に行う。導入、放牧前に接種を完了する。