家畜市場について  

Q.みやぎ総合家畜市場の業務内容を教えてください。

みやぎ総合家畜市場では、年間約2万頭弱の家畜が扱われています。全国で2〜3番目の取り扱い頭数です。ちなみに一位は鹿児島県の3万頭(平成16年度現在)。日齢365日以内の牛についてセリを行う子牛市場は、県内産の牛を対象に、月に4日、年間60回行われます。一般市場においては廃用のホルスタイン等も含め家畜全てを扱っています。

Q.子牛市場で買われた牛はどこに行くのですか?

A.肥育農家により平均的に28ヶ月齢、700kg前後になるまで肥育されます。
地域では宮城県内に残るのが60%、20%が山形県で肥育され、米沢牛となる牛もいます。残り20%は千葉県・群馬県等、様々な場所へ出荷されます。

Q.なぜ仙台生まれの牛が“米沢牛”になれるのですか?

A.最も肥育期間の長い地の地名を付けることができます。子牛市場に出されるまでが平均して約10ヶ月、その後の肥育期間が約18〜20ヶ月ですから、子牛市場以降の肥育される土地の名前を付けることができます。

Q.子牛市場で買い手のつかなかった牛はどうなるのですか?

A.出荷した生産者の手に戻り、育て直して、再度上場されます。ただし、365日を過ぎると子牛市場には出荷できず、一般市場に回ることとなります。

Q.子牛市場の後、どのくらいの期間で肉になるのですか?

A.好みによりますが、若い牛は一般に美味しいとは評価されません。最低でも20ヶ月齢、平均して2年ほど肥育されて出荷されます。

     
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