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『畜産物加工・調理体験教室』 開催
・12月 7日 仙台市立南小泉小学校
・12月16日 まほろばホール調理実習室


 生産現場の姿、そして流通に乗り、食卓へ届くまでの講話と調理体験を通じ"食"の安全・安心を深めてもらうため、宮城県畜産ふれあい体験交流推進事業の一環として去る12月7日(木)に豚肉を食材とした体験教室を仙台市立南小泉小学校の保護者、社会学級の皆さんに参加をいただき、また、第2回目は2月16日(土)に牛肉を食材とした教室を大和町保育所の保護者の皆さんの参加の下、まほろばホールで開催致しました。
 


 南小泉小学校での豚肉を食材とした教室には20才代から60才代までの皆さん約40名が参加されました。
 
 初めに、生産者を代表し全国農業協同組合連合会宮城県本部 畜産課長 大友先生から主として豚肉生産について生産農場では色んな種類の豚が飼育されており、1s前後で生まれた子豚は6ヶ月齢で体重110s程度になり、肉豚として出荷されることなどが紹介されました。

 流通については県食肉事業協同組合連合会長 加藤先生から流通の現況と豚肉の部位についての講話をいただきました。

 店頭に色んな銘柄が並んでいる精肉には純粋種の肉は少なく、大部分は二元なり三元交雑種の肉であることなど初耳の受講者もおり、豚肉について関心と興味をもたれたようです。調理体験に入る前に純粋種『しもふりレッド(デュロック種)』と三元交雑種の『宮(ミヤ)城野(ギノ)豚(ポーク)』、『輸入豚肉』のバラ肉3点をフライパンで炒め、塩コショウで賞味していただきましたが、おいしい、まあまあ、おいしくなかったと様々な意見がありましたが、中でも、獣臭(ケモノシュウ)がない"しもふりレッド"に人気が集中しました。
 
 調理体験については、明治乳業滑ヌ理栄養士 夏井先生から豚肉の栄養バランスと調理に関わる一連の講話をいただき調理に着手、約1時間程掛かりましたがメニューの@豚肉のゴマみそ焼きAけんちん汁、その他のデザート等4品に挑戦し、成果品の試食に舌鼓を打ちました。初めて参加した方々が多く楽しかった、家庭のメニューに取り入れ、子供に食べさせたいと話されていました。

 
 第2回目となった大和町保育所(まほろばホール)で開催した牛肉を食材とした教室には20才代〜60才代の保護者や保育士の皆さん約30名が参加され、牛肉の生産現場の話と流通について、見聞を広げました。特に店頭で注意して欲しい事柄等について、全国の銘柄牛には松阪牛(三重県)、近江牛(滋賀県)そして神戸牛(兵庫県)等々あり本県の仙台牛や山形県の米沢牛にしてもトレーサビリティー制度の導入により、どこで生まれどこで育ったかがわかる個体識別番号がついていること(輸入牛肉にはついていない)ことを知り、また、しもふり(サシ)の状態は脂肪が赤肉部分に入る状態により等級もつけられ程よく入ることでうまさは決まることを聞き納得した様子でした。

 
 調理実習に入る前に、『仙台牛』、『国産牛肉(F1)』及び『輸入牛肉』の3点の肩ロースをフライパンで炒め、塩コショウで賞味していただきましたが、おいしい、まあまあ、おいしくないなど意見は様々、食べる人の年令による嗜好や脂肪の多少により好みに差があり、輸入牛肉をおいしいと評した方もおり、中には、脂肪が多い肉(しもふり肉)がおいしいと評する方、また、脂肪の少ない赤身がおいしいと評する方もおられ、嗜好に差があるようでした。

 
 調理体験については、夏井先生から牛肉の栄養バランスと調理に係る講話を受け調理に着手、調理に約1時間半程掛かりましたが、メニューは@ビーフストロガノフAキャロットマリネ風サラダ、その他デザート等4品の調理体験を終え、試食して頂きました。家庭でも作ってみたい等思いを込めた成果品に感激を新たにしていました。
 

 30才代のお父さんも家で作って子供に食べさせたいと満足げの笑顔が印象的でした。

 今回の調理体験教室開催に際し、全国農業協同組合連合会宮城県本部米穀部から宮城県産の新米をご提供、園芸部からはさまざまな県内産の新鮮野菜を、畜産部からは"宮(ミヤ)城野(ギノ)豚(ポーク)"を、(農法)伊豆沼農産からは"しもふりレッド"(伊達の純粋赤豚・デュロック種)をそれぞれご提供いただきました。全ての食材は県内産を活用した加工調理体験教室は、数少なく両教室とも盛会裏に終了できました。ここに様々な食材をご提供頂きました皆様に感謝と御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。


 今後とも微力でありますが生産現場の果している役割と食品の安全・安心に対する理解を得るための事業を展開しながら畜産物の消費拡大に繋げていきたいと考えております。









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